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SNSから子供を守るには⁉小6女児誘拐事件から考える対策

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大阪の小学6年生の女の子を誘拐したとして、栃木県 自称派遣社員の伊藤仁士容疑者(35)が逮捕された事件、かなり話題になっていますね。

このお子さんにとっても、母親にとっても、かなり辛い体験だったと思いますが、無事に保護されて本当に良かったです。

この事件をきっかけに、子供のSNSやスマートフォンの使用について沢山議論が飛び交っています。親としてどう制限し、監視すべきなのか。なかなか難しい問題だと思います。

事件の経緯

📝11月10日ごろ:
今回の被害者である小学6年生の女の子と伊藤容疑者が、Twitterを通じて知り合う。  DM(ダイレクトメッセージ)という、2人しか見えない非公開の場所でメッセージのやり取りをスタート。

📝11月17日:
午前7時ごろ、女の子が「おなかがすいた」といい、自宅で母親が朝食を食べさせている。母親がいったん仮眠をし、11時ごろに目覚めると女児の姿はなくなっていたという。
その頃(同日午前10時半すぎ)女の子と伊藤容疑者が、女の子の自宅近くの大阪・住吉区の公園で初めて会っている。その後2人は、公園近くの大阪メトロ御堂筋線「あびこ駅」で地下鉄に乗車。さらに、在来線を乗り継いで移動を続け、400キロ余り離れた伊藤容疑者の自宅(栃木県小山市)へ向かった。

この日の夜に、母親により行方不明の届け出が出されている。

📝11月18日:
午前0時ごろに伊藤容疑者の自宅に到着。

📝11月19日:
女の子の顔写真などが公開(公開捜査開始)

📝11月23日:
午後1時半、栃木県小山市の交番に女の子が助けを求めたことで無事保護された。「男の家から逃げてきた」と話しており、冷たい雨の降る日に、傘もささず靴も履いていない状態で歩いてきたという。

📝11月25日:
伊藤容疑者を、未成年者誘拐容疑と監禁容疑で書類送検

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人通りが少ない雨の中、はだしで1キロ先の交番へ

伊藤容疑者の家の付近は、閑静な住宅街で、JR小山駅から約3キロ離れた場所。
容疑者の男が寝ているすきに家を脱出しています。靴を隠されていたため、靴下のまま家を飛び出したそう。その日は雨が降っており、傘もささずはだしのまま、約1キロ先の交番までたどり着いています。土地勘もなく、人通りが少ない閑静な住宅街で、どんなに心細かったか。

この時の女の子を目撃した男性は、「寒そうに背中を丸め、とぼとぼと歩いていた。いじめに遭っているのかと心配していた。」と話しています。男性は声をかけようかとも思ったが、真剣に歩く様子に、そのまま見送ったという。

自分だったら…雨の中、傘をさしていないだけでなく、靴を履いていないと気づいた時点で、ビックリして声をかけるかもしれません。ただ、いじめられているのだとしたら…知らない大人が関わっていいものだろうかと、躊躇するこの男性の気持ちも決して分からなくはありません。

結果的に、この女の子の勇気ある行動が、自らの命を救ったのです。

「男の家から逃げてきた。もう1人、女の子も家にいます。」

なんと、伊藤容疑者の家から、今年6月に茨城県で行方不明となっていた別の少女(15)も発見され、保護されました。この少女の詳細情報は出ておらず、伊藤容疑者との関係も不明となっています。今は両親のもとに無事帰っているそう。

この少女が行方不明になったと分かった時、すでに伊藤容疑者が捜査線上に浮かんでいたようで、7月に任意捜査を実施。しかし、この時この少女は発見されていません。

大阪の女の子が交番に駆け込んできた後、栃木県警は急遽、女の子がいたとみられる家をマーク。中に突入するタイミングを計っていたところ、男がこの茨木の少女とともに出てきたため、身柄を確保し少女を保護したという。

この少女の情報は明らかになっていませんが、それ故、元々家出願望があって、この伊藤容疑者の家に自らの意思で暮らしていたのでは?という考えも出てきます。(あくまで憶測ですが)

毎年8万人が行方不明に

実際に、たった1億2000万人しかいない日本なのに、毎年8万人が行方不明になっていると言います。

警察庁の統計によれば、2013年度中に「行方不明者届」が受理された不明者は8万3948人に上るのだ。

11年度は8万655人、12年度は8万1111人と、ここ数年、年間8万人台で高止まりしているから、シャレにならない。

原因はというと、最も多いのが家庭関係による問題で21・3%。次いで認知症を含む疾病関係(19・4%)、事業・職業関係(10・8%)となっている。親とケンカして家出したり、認知症の老人が徘徊して行方不明になっているわけだ。一方で、犯罪関係は、0・8%と意外と少ない。

日刊ゲンダイより

実際に私の職場(婚活業界)でもこんなことがありました。
以前来店されたあるお客様のことで、確認しなければならないことがあり、登録している電話番号にかけたが繋がらず。不審に思う点が何点かあったので、念のためフルネームをネットで調べたところ、捜索願が出されている人だった、というものです。

おそらくこの方は、自分の意志で姿をくらませているんでしょうね。
自分の身近にも、捜索願が出されている人がいるんだと思うと、ギョッとしたことを覚えています。

容疑者はあくまで「人助け」と主張

伊藤容疑者は「誘拐しようと思ったわけでない」と容疑を否認しており、「SNSで助けを求めていた子を助けてあげた。正しいことをした。」との説明をしているという。

被害者の女の子は行方が分からなくなる前、周囲に「家も学校も嫌」と漏らしていたとされています。伊藤容疑者は、そんな女の子の悩みを利用して誘い出した可能性がありますが、具体的なやりとりはまだ公開されていません。

ただ、「こんにちは、半年前にきた女の子がいる。喋り相手になってほしい。うちに来ない?」と伊藤容疑者がメッセージを送ったという情報は入ってきています。

本人は容疑について否定しているということですが、伊藤容疑者の家に到着後は、スマートフォンを取り上げ、靴を隠す軟禁状態で、食事は1日一食、入浴は2日に一回程度だったとのこと。また、銃弾のようなものを見せて脅していたとみられているので、これのどこか人助けなのかと呆れてものが言えません。

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SNSきっかけの事件が相次いでいる

このように、SNSをきっかけとして小学生や中学生など未成年が犯罪に巻き込まれるケースは全国で相次いでいます。

警察庁によりますと、去年1年間にSNSを利用して犯罪の被害に遭った18歳未満の子どもは全国で1811人に上っていて、殺人や誘拐など重大な事件に巻き込まれた子どもも91人いました。

SNS上で、男が「家に泊まらせてあげる」などとして誘い出す手口も相次いでいます。

おととし、神奈川県座間市のアパートで15歳から26歳までの9人が殺害された事件では、SNSで「死にたい」などと悩みを書き込んだ被害者に対して男がメッセージを送るなどして巧みに自宅に誘い込んでいました。

また、おととしSNSで知り合った青森県の15歳の女子中学生を神奈川県の自宅に誘い出し2か月間住まわせていた30代の男が逮捕されました。

男は家出願望のある少女を探してメッセージを送っていたということです。ことし1月には行方不明になっていた東京の18歳の女子大学生が茨城県内で遺体で見つかり、ネットを通じて知り合った30代の男が殺害したなどとして逮捕されています。

NHK NEWSWEBより

5割の子どもがネット上の友達について「会ってみたい」と回答している。すでに会っていてこれからも会いたい子どもが16.4%いる。会うのは抵抗があるが写真なら送ってもいいと思う子どもが9.9%いる。

「スッキリ」 2019年11月26日(火)放送内容より

私が子供の頃は、小学生で携帯(まだガラケーでした)を持っている子はまだまだ少数派でした。(田舎だったからというのもあるかもしれませんが)

私自身、中学生になってから携帯デビューをしており、その時代にも、掲示板での誹謗中傷や出会い系サイトなど様々な社会問題がありました。

なので、こういった問題は今に始まったことではないと思います。
ただ、スマホを持つ世代が広がっているということは確かでしょう。今や小学生も当たり前に持っていますよね。友達が持っていたら、自分も欲しくなるものです。それに、事件が多いからこそ子供の身を案じてスマホを持たせたいという親心もあるでしょう。

ただ、一旦スマホを持たせてしまうと、そこには無限の世界が広がっています。ある程度の年齢になってきたら、物事の良し悪しが分かってくると思いますが、小学生ではまだまだ難しい。大人だって詐欺に騙されてしまうのですから。

同じ趣味で話が合う人、自分の見方になってくれる人、自分が欲しかったものをプレゼントしてくれると言っている人。
子供が、その相手に会ってみたいという欲求が高ぶるのも無理はありません。

親としてどうすべきか

私はまだ子育てをしたことがありませんが、無事妊娠できたとして、その子が小学生くらいになった時、同じ問題にぶつかると思います。

こういうことが我が子の身にも起こりうるということを想定して、出来る限りの対策をしておくしかありません。

色々なところで出されていた対策案をまとめてみました。

📝対策①:親自身が、スマホやSNSに対する知識を持つ

例えば、今回の事件は、TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)という、非公開でやり取りできる機能が利用されています。そういった機能があることを知っていれば、自分の子供が知らない人と直接やり取りしているかもしれないという可能性を疑えます。
また、子供としても、機能を知っている親になら相談しやすいかもしれません。「そもそもTwitterとは何ぞや?」と言う親に、「知らない人からDM来たんだけどどうしよう…」とは相談しにくいでしょう。

📝対策②:子供とルールをしっかり決めておく

SNSで知らない人と連絡を取らない、スマホを使う場所や時間を制限するなど、子供にスマホを持たせる際は、しっかりとルールを決めて守らせることも重要でしょう。
ただし、ルールを決めたからと言って、素直に従うかというのは別問題。子供は、親からの制限が厳しければ厳しいほど、親の見ていないところでズルをしたくなるものです。

📝対策③:今回の事件について子供と話し合う

子供の純粋な心に付け入られないように、「こういった悪い大人もいるんだよ」ということをしっかり教える必要があると思います。『自分と歳が近い子供が、実際にこういった事件に巻き込まれている』ということを知識として知っているのと知っていないのでは、その子の考え方や、その後取る選択肢も変わってくるかもしれません。

📝対策④:子供のスマホ使用を制限するアプリ・機能の導入

子供を有害サイトやネット依存から守るフィルタリングアプリというものも多数出ています。ゲームを利用する時間帯に制限を設けたり、年齢制限のあるアプリのダウンロードをブロックしたり などなど。こちらに情報が掲載されています↓

【2019年】おすすめ子供のスマホ使用を制限するアプリはこれ!アプリランキングTOP10 | iPhoneアプリ - Appliv
子供のスマホ使用を制限するアプリを人気ランキング形式で紹介!12個もの子供のスマホ使用を制限するの中でランキングNO.1に輝くアプリとは?是非チェックしてみてください。iPhone、iPad、Android対応。

また、iPhoneには元々「スクリーンタイム(ペアレンタルコントロール)」という機能が標準でついています。こちらもアプリのダウンロードや使用の制限をしてくれる機能です。詳しくはこちらの記事をご覧ください↓

保護者必見! iPhone設定『スクリーンタイム』で子供のスマホ依存度チェック | 子供のスマホ知恵袋

Androidの場合はこちら↓

スマートフォンを使う子どもの親が覚えておくべき設定(Android編) (2/2)
何の準備もなしに、子どもたちにスマートフォンを使わせるのは危険ですが、子どもたちの安全を確保する方法はいろいろ用意されています。前回のiPhone編に続き、今回はAndroidスマートフォン向けの機種やサービスを解説します。

やり過ぎは子供から反感を買いそうですが、何かしらの制限はかけておかないと取り返しのつかない事になりかねません。

まとめ

今回の事件は、最悪のケースは免れたので本当に良かったと思います。ただし、誘拐されていた時の記憶・恐怖というのは、今後この女の子にどういった精神的影響を与えるのかは分かりません。

そして、過去には殺害されたケースも多々ある、SNSからの誘拐事件。
私たちとしても他人事として捉えるのではなく、しっかりと対策をしていく必要があると思います。

もちろん、私たちだけではなく、国や企業も、不特定多数の人と交流するサイトの年齢認証やフィルターを厳しくするなど、対策を取る必要があると思います。

余談になりますが、今回の誘拐事件を調べるにあたって、このような記事を見つけました。

女児誘拐の疑いで通報、そして真実へ。
とにかく、男性の子連れを違和感を伴った目で見る人はまだまだ世の中に沢山いる。

これもこれで色々と問題ですね…
ただ、間違いだったとしても、そうやって周りの目があることで防げた事件もきっとあるはず。誘拐しかり、虐待しかり。

無防備な子供たちをしっかり守っていける世の中にしていきましょう。

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