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「生理中」をオープンに。生理バッジへ批判殺到

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大丸梅田店で始まった、「生理バッジ」が話題を呼んでいます。

11月22日より、大丸梅田店にて「michi kake(ミチカケ)」という新ゾーンがオープンしました。そこで、スタッフの間で試験的に導入されたのが、この「生理バッジ」です。

「michi kake」は女性のための新しい場所

大丸梅田店5階に新しくオープンした「michi kake(ミチカケ)」。

michi kake(ミチカケ)|大丸梅田店
2019年11月22日(金)あなたらしさへとつながっていく場所「ミチカケ」オープン!「月のみちかけのように、あなたのリズムに寄り添う」。これまでにない、新しいゾーンが大丸梅田店の5階に生まれます。

コンセプトは “月のみちかけのように、あなたのリズムに寄り添う”というもの。
女性をターゲットとして、コスメやファッションはもちろんのこと、デリケートな女性特有の悩みも解決できるような商品を取り扱っているようです。

その中の一つのテーマとして、注目しているのが「生理」。

これまでの百貨店では取り扱ってこなかった性や生理といったジャンルにもクローズアップしています。

日本では、女性の性や生理は「隠すべきこと」「恥ずかしいこと」とされてきました。そのため、必ずしも肯定的な反応ばかりではないことを覚悟しています。

michi kake 公式サイトより

生理用品の専門店も入っており、敢えて、むき出しの状態で生理用ナプキンやタンポンなどをディスプレイしているようです。

確かに、分かりやすいですよね。

私も、昔から「生理用品」は恥ずべきものだ、とする風潮にはちょっと違和感がありました。
ドラックストアで生理用品を購入すると、大抵、わざわざ透明じゃない袋に入れてくれるという謎の配慮。別に恥ずかしいものじゃないのにな、といつも思っていました。

また、ナプキンの大きさや厚さ、そして肌触りなどは、実物を見られるように展示してくれていると、比較もできて良いと思います。
私はタンポンを使ったことがないのですが、私のように、「よく分からないから使っていない」という人も多いのではと思います。なので、実際にどうなのかということが詳しくわかれば、利用者も増えるかもしれない。いい戦略だと思います。

さらに驚いたのが、セルフプレジャーのアイテムを手掛ける店舗も。
セルフプレジャーとは、(私は知らなかったのですが…)いわゆるマスターベーションのこと。
女性用のバイブレーターなどを販売しているようです。

え、百貨店でそんなアイテムを!?

とびっくりしたのですが、セルフプレジャーは、セルフケアの一環なんだとか。
女性目線で開発された、デザイン性や機能性の高い商品が並びます。

はじめは違和感MAXでしたが、これを読んで私は納得しました↓

「性という秘すべきものを、なぜオープンにする必要があるのか」というのも、よくいただく質問です。もちろん個人の趣味嗜好といったプライベートなことまで、すべてを明け透けに話す必要はないと思います。セルフプレジャーだって、したくない方が無理にする必要はないと思っています。

でも、もしセルフプレジャーしたいのに「恥ずかしい」「はしたない」と感じてためらう方がいたら、その心のハードルを少しでも取り去りたい。食欲、睡眠欲と並ぶ自然な欲求だからこそ、悩みがあれば気軽に相談できて、より楽しむための「選択肢がひらかれている環境」が必要だと思うのです。

michi kake 公式サイトより

なるほど。確かにそうですね。
新しい発想で、とてもいいと思います。

かつては、街のシンボルでもあった百貨店が、ECサイトや大型商業施設との競争の激化などから、どんどん閉鎖に追い込まれている。
そんな中で、百貨店もこうやって変化し、時代を切り開いていかなければ、勝ち残れない状態なのかもしれません。

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存在感ありまくりのバッジでアピール

さて、ここからが本題なのですが、そんな「michi kake」で試験的に導入されたのが「生理バッジ」なんです。

「生理」というデリケートな問題をオープンにしていくという michi kake のコンセプトには賛同しますが、この生理バッジという手法には、私も首をかしげざるを得ません。

(出典:Forbes Japan)

写真のように、生理中のスタッフは「生理バッジ」を着用し、自分が今生理中であることをアピールできるようになっています。もちろん、これを付けて接客をするということです。
(ただし、これは強制ではないそうなので、付けたい人だけ付けるのでOKだそう。)

ちなみに、このキャラクターは、マンガ「ツキイチ!生理ちゃん」に出てくるキャラクター。なんとこのマンガ、映画化もされているんだとか。
今回は、この「生理ちゃん」と大丸梅田店がタイアップしての企画だそうです。

かなり怪しいキャラで、何も知らなかった私は「え。可愛くな…い…。」と失礼ながら思ってしまったのですが、こういうのが今はゆるキャラとして流行るんですかね…?
名札の下に取り付けられるようになっており、かなりの存在感ですね。目が怖い。せっかくのオシャレな百貨店の制服も、これを付けたとたん一気に原宿感が出そうです。

タイアップ企画の一環として、百貨店を舞台にした「ツキイチ!生理ちゃん」のマンガもありましたよ↓

【漫画】ツキイチ!生理ちゃん 19 | オモコロ
生理ちゃんはやってくる
批判殺到で、すでにバッジは回収

さて、この「生理バッジ」の目的は何なのか。

一番の目的は社内コミュニケーションだそうです。
「生理バッジをつけ、仕事をしていく上で生理であることをオープンにすることによって、(店員間で)気使うコミュケーションができるようにするため」と、“働きやすさ”を意図して試験的導入に至ったとのこと。
従業員からは「これまで職場でできなかった生理の話ができるようになったことが大きな1歩」などポジティブな意見が上がったといいます。

一方で、主にSNSで批判が殺到。抗議電話も凄かったんだとか。

批判内容をみてみましょう。

職場内のデスクとかホワイトボードとかに貼って、職員同士で見れるようにしたらいいのでは? わざわざお客さんにまで公開する意味…

生理が辛いのではなくて、生理を理由に休めないことが辛いのであって…これって公開処刑じゃん。誰がつけたいの?

これ付けて「君、生理なの?」って言われたらセクハラじゃないってことでいいんだよね?生理かどうか聞いたらセクハラとか言うわりにこうゆうの作ったりワケわからん。

これ付けないと、具合悪そうなのに休ませてくれないような社会が既に終わってる。 自分で自分の首を絞める不寛容社会。

生理バッジをつけるメリットが、わからんなー。つけてる人に配慮って。客側はなにもできん。生理痛がひどい人は勤務をしないで休んでいただきたい。

自分が若い頃は、生理でも頑張って働いてきたのでそういうのは甘えに思える

驚愕。よくそんなプライバシーを晒そうと考えたものだわ。 生理不順、更年期、閉経、不妊治療中の悲しい生理、妊娠してなくて嬉しい生理。生理の数だけ色々ある。

まずこのデザインがありえない。気持ち悪い。

(出典:Twitter #生理バッジ)

いやー、本当にその通りだと私も思います。

社内の人間が見るためだったらまだしも、お客さんの前でもアピールして何になるんでしょうかね。お客さんにも気を使って欲しいのか?となってしまうと思います。

「生理で体調不良だけど、恥ずかして言えない・休めない」という状況は問題だと思います。実際に、私が勤めている会社にも「生理休暇」は存在していますが、取っている人聞いたことないです。

しかし、それとこのバッジは別の話かと。

そもそも、不特定多数の人に、そして赤の他人に自分の生理周期を知られるなんて、私なら気持ち悪いと思っちゃいますね。

バッジでアピールするのではなくて、体調が悪いことを言いやすい環境、休みやすい会社づくりというのが必要だと思います。

ただし、「生理を我慢して当たり前」「私たちも我慢してきた」という意見はちょっと違うかと。それこそ、自分の価値観を押し付けているだけなのではと思ってしまいますね。

そもそも批判覚悟で始めたこと

とは言え、これだけ話題になったわけですがら、michi kake の注目度は上がっているわけです。
(嫌悪感を覚えて、行きたくないと思われたら逆効果ですが。)

担当者も、そもそも批判覚悟で試験導入したんだとか。

「生理」というデリケートな問題について、世の中に議論を巻き起こした、という点では大きな功績だったと言えるかもしれませんね。

これを機に、社会の生理への見方や気の使い方、その方向性を考える人が増えればいいなとは思います。男女の体の構造は、どうやったって違うのですから。それぞれの痛みを知る、相互理解が一番大切だと思います。

 

 

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