私が妊活話を他人にするワケ。

妊活のハナシ

私は、自身が妊活していることを周りに公表しています。

もちろん、あえて自ら他人にベラベラ話すようなことはありませんが
それに関連した話題が出た際や質問された時は、ためらわずに言っています。

同じく妊活をしている人は、なかなか言えずに溜め込んでいる人もいると思います。
また、どうすべきか悩んでいる人もきっといると思います。
そんな方達にとって参考になるか分かりませんが、私の経験と、公表するようになった経緯をお伝えできればと思います。

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昔は、妊活を隠していました

今は公表していると言っても、実は、昔は隠していました。

当時は、まだ排卵誘発剤を使いながらタイミグ療法を試していた時。
妊活開始から1年程経過しており、私はこの先どうなるのだろう、このまま治療を続けるべきかステップアップすべきかと、大きな不安を抱いていました。
このまま長期戦に入ると、だんだん仕事にも影響が出て職場の人に迷惑がかかる。だからこそ、通院していること、これからどんどん大変になるかもしれないことを話しておいて、理解してもらいたいというのが本音でした。

でも、職場(前職)は男性が多いところで、妊活の話をしても理解されるとは到底思えませんでした。

わざわざ話をして変に気を使われたり、詮索されるのが嫌でしたし、中でも一番嫌だったのが、勇気を出して打ち明けたのに妊活の苦しみを理解されないということでした。

妊活を経験しておらず、ポンっと子供ができた人にはこの苦しみは理解されるはずない。
そう思っていました。

実際に私が辛かった体験①

当時の職場は、飲み会が多い会社でした。たまに接待もあります。
私は、特別お酒が強いという訳ではないのですが、人並みには飲めます。
付き合いも大切だと思っていたので、飲み会には出来るだけ積極的に参加していました。

そんな中、ある日の接待での場面。
その日は、生理予定日の3日前でした。つまり、妊娠の可能性はあるが、まだ検査薬は使えない微妙な時期。この時期は、皆さんお酒や薬をどうするか悩む時期だと思います。
私もすごく悩みました。普通の飲み会なら「予定があるので…」と言って断ったかもしれませんが、その日は接待。仕事の一環ですので、よっぽどの理由がないと断れません。
また、参加メンバーを見ると喫煙者が多数でしたので、それも悩みの種でした。
そういう時は、喫煙可の個室になることが常でしたので…

でも悩んだ末に、行くことにしました。
ただ、その前に「まだ全く分からないけれども、一応妊娠の可能性もあるので今日はお酒は辞めておきます」ということを、その接待の参加メンバーの一人だった直属の上司にだけこっそり伝えておきました。

そして挑んだ接待当日。
接待相手も馴染みの顔ぶれでしたが、代表取締役や役員クラスが参加しており、こちらも役職者ばかり。平社員は私だけ、そして女も私だけというアウェイな環境。
皆が「とりあえずビールで」と言う中で、一人だけしれっとウーロン茶を頼む私。さっそく状況を知らない人達から「あれ、どうしたんだよ!?」とヤジが飛びました。

「今日は薬を飲んでいるので、お酒は辞めておきます~」と適当にかわしながら接待がスタート。
なんとか誤魔化せたかなと思っていたのですが、皆がだんだん酔っぱらってきたときにやっぱり言われました、この一言。「薬とか言って、実は おめでたなんだろう!?まあ、新婚だもんな。」

そしてその後も、『あいつ妊娠したらしい』という有らぬ噂が流れてしまいました。
実際に妊娠していたら何の問題もなかったのですが、私は妊娠していませんでした。
ですので、その後その噂を消すのにも苦労しましたし、次の飲み会でお酒を注文したときに「あれ?」って顔をした人が数人いたので(被害妄想かもですが)、それもすごくすごく悲しかったです。

実際に私が辛かった体験②

接待の件があってから程なくして、妊活をしていることを上司に報告しました。

今後ステップアップしてくると、通院回数が増えて職場にも迷惑がかかるので、だんだん言わざるを得ない環境になってきたのです。上司は真剣に私の話を聞いてくれて、通院で急遽休みになったり、半休を使うことがあるかもしれないということを理解してくれました。
この時は、「勇気を出して話してよかった」そう思っていました。

しかし、それから少し経ったころ、何人かの人から「妊活してるんだって?」と聞かれました。
誰から聞いたのか辿っていくと、いきついたのは私が勇気を出して話した上司でした。

その人は、私の妊活というデリケートな話を、他人にベラベラと話していたそうです。
そして話を聞いた人がまた他の人に話し…
そうやって私が知らない間に社内に広まっていました。

妊活の辛さやその話題の重みについて、何も理解してくれないんだと失望しました。

実際に私が辛かった体験③

これは誰が悪いという話ではありません。
私が卑屈になっていた部分も大きいと思います。

私は当時、上場企業の本社に勤務していましたので同じフロアの社員数はかなり多い方でした。男性が多い職場ではありましたが、もちろん女性社員もいます。社員の数が多いと、産休・育休に入る人もチラホラいます。

また、当時は「働き方改革」という言葉もまだまだ浸透していなかった時代。1人当たりの業務量が多い部署でしたので、鬱になっていきなり会社に来れなくなる人もチラホラいました。

理由はどうであれ、会社を休まなければならなくなった人の分はもちろん残った人に割り振られます。そうやって業務量はどんどん増え、私のサービス残業は更に増える一方でした。休みの日も、家で仕事に追われていました。

そんなある日、育休中の人が赤ちゃんを連れて会社に顔を出しに来ました。
その人は、育休に入る前に鬱で何度か会社を休んでおり、復帰したと思ったら程なくして産休・育休に入りました。
ただでさえ、慢性的な人員不足で休憩もろくにとれない環境の中、挨拶で回ってきたその人と少し話をし、抱いていた赤ちゃんを見ながら「赤ちゃん可愛いですね~」と言葉を発した瞬間、涙が溢れそうになりました。必死でこらえましたが。

誰が悪いという訳じゃないんです。
産休・育休は当然の権利ですし、鬱になって休まなきゃいけないということは、普通に考えたら、そこまで追い詰めた会社に非があること。そんな時こそ同じメンバーが協力しなければならないのです。
そして、育休中に人事部に相談があって会社に来たその人が、自分の部署に顔を出して挨拶することも至極まっとうなことなんです。

ですが、毎日深夜まで仕事をしながら、合間で妊活をしていた私には、
育休中の人の赤ちゃんを仕事を手を止めて見て「可愛い」と褒めること、
たったそれだけのことさえも辛かったのです。

なぜ妊活を公表するようになったのか

そんな中、なぜ自分は妊活していることを公表するようになったのか。

それは、転職という環境の変化が大きかったです。
転職を機に、「今までと同じような思いはしたくない」という気持ちが大きくなりました。

まず考えたのは、何故こういうことが起こるのかということ

前述した通り、勝手に妊活の話を広められたり、お酒を飲まなかっただけで「子供できたのか」と言われたり、そんな状況に私は大きなストレスを感じていました。

しかし、子供を苦労なく授かった人達や妊活を全く経験していない人達からしたら、

・相手が妊活で苦労しているかもしれない
・もしかしたら追い詰められているかもしれない

ということを想像することは難しいと思います。

私も妊活を経験する前に、もし結婚している女性がいきなりお酒を辞めているのを見たら『絶対妊娠だな!』と思うでしょう。相手に悪気なく言っていたかもしれません。なので、相手の気持ちも理解できるのです。

実際に、ある同い年の独身女性に「子供はいるんですか?」と聞かれたので、「実はもう長いこと妊活してて…」と答えると「いいなぁ」と言われたことがあります。

この時『こんな苦しくて大変で辛いことの何がいいって言うの!?』と内心ビックリしたのですが、よくよく考えてみると独身女性が妊活の大変さを知らないのは仕方ないこと。
更に、その人(彼氏なし)からすると、「妊活のステージに昇っている(=結婚できている)だけいいじゃん」という気持ちになるんだと思います。だからこその「いいなぁ」という発言だったのだと。

また、1歳未満の子供を結婚後すぐに授かったあるお母さんと妊活の話をしていたところ、「やっぱり自然妊娠が一番だよね」と言われたことも。
正直この言葉は、じわじわ私を苦しめました。
これを言われた時は、私は既に人工授精にトライしていましたが、そんなことは口が裂けても言えませんでした。「自然にできない人だっているんですよ…」と言い返したい気持ちもありましたが、自分が経験していないと『知識がない』ことや『他人事』になることは誰でもあることですよね。

結局のところ、原因は「無知」だと思う

つまり、結局のところ『無知』からくることが多いのです。
妊活を経験していない人でも、妊活とは何なのか(妊活のステップや妊娠の確率など)や妊活でのしかかってくる3大負担(精神的負担・肉体的負担・金銭的負担)についてくらいは知っておくべきだと思います。

だからこそ、妊活のリアルを私が周りに伝え、現状を知ってもらうことで、理解してもらいたいのです。一歩間違えると『可哀そうアピール』や『かまってちゃん』と思われそうですし、相手には気を使わせてしまうことになるかもしれませんが、それでも分かってほしいのです。

色々な人に話すようになって分かったこと

転職先では、それこそ採用面接時から妊活していることを話していました。
「子供は?」と聞かれると、相手によらず「子供はまだ居なくて、実は妊活しているんです」と言うことが増えました。

妊活の話をすると、驚かれる時もあれば、哀れみを受ける時、反応が薄い時もあります。
逆に質問攻めにあう時もありますし、妊活をやったこともない人から「体温めるのが良いらしいよ」とか「カフェイン辞めたらいいらしいよ」「妊活やめたら逆にできるらしいよ」とかいう生半可な話をされることもあります。

また、「若いから大丈夫」と言われるときもあります。
それを言われると、「若いのにできないんだよ」と、何とも言えない複雑な気持ちになります。

でも、そんな気持ちになったとしても「私が妊活をしていること」を周りが知っていてくれているということで、精神的には随分楽になりました。
お酒ではなくホットウーロンばかり飲んでいても、いきなり通院で休んでも、生理が来て落ち込んでいても、周りの人が察してくれることが多くなったのです。

 

それに、意外と「あ、私も妊活してたんだよね」と言う人が多いのです。

たまたまなのかもしれませんが、現在日本では6組に1組の夫婦が妊活しているといわれています。これはかなりの確率です。

そして、かつての私のようになんとなく恥ずかしかったり、理解が得られそうにないという理由で周りに話していない人も多いと思います。

だからでしょうか。
私が妊活していることを伝えると、「私も」とか、妊活ではないけれど不育症や流産、死産で辛い経験をしていたりそういう話を聞くことが多いのです。

みんな自分からは言わないだけでいろいろ抱えていたりするんですね。

そういうことを共有したりすることで、仲が深まりますしお互い気持ちがすっきりしたりしますよね。

辛いのは自分だけじゃないんだ、もっと大変な人は沢山いるんだと気づかされます。
更に、自分が知らない知識を得ることも多いのです。

 

だから、私は妊活の話を周りにするのです。

妊活をしているということは別に恥ずかしいことではないですし、周りに少しでも理解してもらうため、自分が働きやすくするため、そして、気持ちや痛みを共有するため。

もちろん、環境によっては話せない場合もあると思いますが
少しでも多くの妊活をしている人が、気持ちや情報の共有ができて、精神的に少しでも楽になれるといいなと思います。



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